代表メッセージ
かつて私が経済産業省の若手職員だったころ、まだまだ活躍できるのに天下りで関連団体などに収まる先輩などを見て、「役人は40~45歳定年制にして最低限の恩給を保証し、天下りではなく自らの意思でもって民間組織で活躍する道を作った方が本人にも世の中にも良いのでは?」などと妄想していたことがあります。
さすがに制度として実現するには無理な話ではありますが、その後自身が転職して事業会社で人事や事業の企画部門を経験し、また企業に対して公共政策アドバイスを行う専門ファームで政策渉外の支援コンサルティングや人材採用を行うなかで、霞が関や永田町の人材がもっと外に出て活躍しやすい機会を広げ、ゆくゆくは米国の”Revolving Door”に近いエコシステムを作ることができないかと考え、この「Revolve」を立ち上げることにしました。
折しも経済が成熟し、新たなビジネスを作り出していくことが強く求められる世の中となるとともに、「お上に従う」のではなく自ら率先してルールメイキングしていくことが企業戦略のなかでも重要になってきています。しかしながら、既存の法律や制度の中でどの部分は新たなアイディアでチャレンジしていいのか、その場合何は守るべきなのかなど、根本的な社会的価値を理解しながら新たなルールメイクをリードするには専門的な知識と経験が必要であり、そうした政策人材は民間ではまだまだ多くはありません。
霞が関や永田町界隈に偏っている政策人材がもっと流動化することで、政策に知見のある人材が才能を活かしてより広く活躍し、また、既存のルールにとらわれないイノベーティブなアイディアやビジネスがもっと実現しやすい世の中を目指して、本事業に取り組んでまいります。
本質デザイン株式会社
Revolve事業代表責任者
後々朋広
後々朋広 略歴:
1998 通商産業省(現・経済産業省)入省
2008 株式会社リクルート入社
2010 GR Japan株式会社 取締役(現職) ※2014年までリクルートと兼職
2012 株式会社リクルートマーケティングパートナーズ入社(会社分割による転籍)
2014 本質デザイン株式会社設立
2014 ルーセントドアーズ株式会社 取締役(現職)
2016 Revolve事業開始
京都大学法学部卒
米国ドラッカースクール・オブ・マネジメント卒(MBA)